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ギルドを解散することに決めた記録

1/18 やりたかったこと

「またいつか、私や他のメンバー達と一緒に遊びたい」

と言われた。言ってもらえた。

まだこれを、素直にありがたいと受け取るまでになれてない。申し訳なさが8割。

 

「どこに行ったらいいか分からない…」

という声ももらった。

 

そういえば、運営メンバーの中で1番波長のあっていた彼は、私が解散を切り出すより前に移籍を申し出ていた。それは、明確に「やりたい事や目指すところ」があったからだ。

今いる環境で楽しむよりも、強くなりたいという目標があった。

そして私自身も、自分のやりたいことが運営の後回しになっていることに、もどかしさを感じていた。

逆に言えば、2人に「強くなりたい」という共通の意識があったから、ここまでものすごいスピードでギルドが成長してきた。感謝している。

そしてある程度まで強くなった時に、2人ともが自分自身とギルドの成長を天秤にかけて、結果的に自分を選んだ。私は大半リアル都合もあるが…。

 

だが、彼が既にいなくなった現状、引っ張るエネルギーのほとんどを私1人で…は担えなかったであろう。

遅かれ早かれ、ギルド解散は避けられなかった。

私の最後のワガママで、1番ギルドとして勢いがあって華があるときに終わらせる。そしてギルドとしての箱もDiscordも全て消す。未練を残さないために。

 

ただそれは、私にとって、だ。

いくらひと月半ほどの最後の時間を残すとはいえ、特に長く在籍してくれた人、そしてやりたい事よりも「居心地の良さ」で楽しんでくれていた人にとっては…ということに改めて気付いた。

なぜ気付けなかったか。私に余裕が無くなっていたから。そして私にやりたいことがあったから。

文字にすると酷いものである。自己嫌悪。

 

居心地の良さは中々代え難い。

同時に、今いるメンバーで変わっていくので、ずっと同じなわけでもない。

それでも私がいればある程度の基盤は保たれるであろう、私がいれば。それができなかった、のだが。

 

成長するだけが楽しみではない。

ゲームだからこそ、のんびりぼちぼち楽しむのもまたひとつ。

その視点を改めて忘れないようにして、これからはただの1プレイヤーとして周りを気遣いながら遊べたらいいなと思う。その考え方自体がもう既に、運営側の考え方なのだが。笑

 

 

 

もうひと月ほど、罪悪感を常に抱いたまま過ごしている。正直疲れているのは事実。

だが、これがギルドとギルメンにできる最後のこと。もう何も頑張らなくていい。

そろそろ最後の挨拶のメール文面も考えなくてはならない。いよいよ終わりが近づいてきた。