---

ギルドを解散することに決めた記録

1/15 同じ熱意

ずっとSNSでは繋がっていたが、あまり深く話したことはない人がいた。彼女もギルマスをしており、彼女の話していることを見る限り、自分と似たような雰囲気を持っているだろうと思っていた。

 

今回私のギルド解散において、初めて深い話をした。やはり、彼女がギルドに対して持っている愛情は深かった。私とは少し違うが、私より、より愛情面が強い人だった。

 

ギルマスというのは結局孤独だ。

ギルマス同士で「わかる〜!」なんて話はできるが、やはりそれもそれぞれがギルドに大して抱く思いや熱量が違えば、なんとなく上っ面の同調になる。仕方ないのだ、結局孤独だから。

 

彼女は、私が初めて、同じ熱量で話せて共感できる人だった。同時に、彼女からも私をそんなふうに言ってくれた。

嬉しかった。こんなにギルドとメンバーを想っていること、想うからこその苦悩を、自分のことのように話して聞ける人がいて、幸せだと思った。

彼女もまた、色々思い悩みながらも踏ん張っている。

無責任な応援はできないが、引退にしろ解散にしろ、自分自身が「やり切った」と思えるところまで走り切らなければ、成仏できない後悔を抱えながら引退詐欺をするようなプレイヤーになってしまうのだ。

彼女がどこまで頑張るかは分からないが、絶対に応援するし、何かあれば絶対話を聞く。どうか、自分の理想とする形で終われる日まで走ってほしいと思うばかり。

 

 

実は、彼女が運営するギルドに行こうかな、と思っていたが、あまりにも考え方のベクトルが近すぎて、今行ったらまたズブズブと裏方の楽しさに飲まれると思った。

私は私のやりたいことを叶えなければ、ギルドを解散した意味がない。きちんと自分が成長できなければ、仲間に顔向けができないのだ。だから、次行くところの、その次に行こうと思う。

 

おいでよ!と言ってくれる人がいる有り難さ、繋がりに感謝するばかりだ。