私はギルマスをする前から、ずっと広報をしていた。
色々なこだわりをもってやっていたつもりだが、最初から一貫していたのは「スカウトを求めている時以外には声をかけない」ことであった。
というのも、ゲームの世界にも人間関係など揉め事は当然あり、その愚痴を書くような投稿ももちろんある。
それに対して
「そんなのひどいですね(T . T)よければうちにきて一緒に遊びませんか?」
と書く…というのが、私は嫌だった。
なんとなく、弱っているところにつけ込むような気がするのだ。もちろんそれが一種の戦法であることも理解しているが、理解した上で、嫌だった。
実際、自分自身がそういう環境に置かれて、始めてそういう声かけをされた。
実はもう次の行き先は決めたのだが、表向きでは解散を発表したときの「そのうちまた声掛けさせてください」で情報が止まっている。別に表向きに「次決まりました!!」なんて言うのも野暮かな…というか、解散するまでは私はギルマスだから、他のギルドどうこうという話題を出したくなかった。
これもまた、しょーもないプライドである。
という中で、求めてない声掛けをされたとき、やはりモヤっとした。相手の気持ちを考えてない気がした。
そうなるだろうな、と思ってやらなかったことが、本当にそうなるんだな…と実感として経験できたのは、貴重なことである。
これまでやらなかったことは、自分にとって正解だったのだ。それが確信できただけでも、また一つ学びになった。